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2020-02-29

VALUのサービス終了について

VALUのサービスが終了した。VALUは個人への投資(VALU側は法律上の問題から投資ではなく支援であると主張していた実際の運用上は投資であろう)という画期的な思想を元にしたサービスであった。3月にこのVALUは完全にサービスを終了する。

VALUは、月並みの表現をすれば、「夢のある」サービスであった。

投資家は自分がポテンシャルがあると感じる発行者のVALUをリターンと共に購入することができる。

発行者側からすれば自分の将来的に得られるであろう市場価値を先取りしてお金に変えることができる。

将来その個人が付加価値を産み出すならばその期待値を現在の金銭に変換することができる。これは資本主義の基本的な考え方であるとも言える。

僕たちは特に若いうちや実績が無いうちはいくらいいサービスを考えていたり、何かいい作品を作る能力を持っていたとしてもそのための資金が足りずに実行できないということが往々にしてある。

一方でお金は余っているが自分一人が実行できることというのは限られているという投資家もいる。投資家とそういったお金がなくて自分の創作活動に時間が使えない若者を繋ぐことができれば双方にとってWIN-WINの関係が作れる。

そう意味でVALUというサービスにはこの資本主義社会の中である種の希望を見いだせた。

だがVALUが終わってしまった以上(このVALU自体もそこまで活発に取引されていた訳ではない)、お互いに顔の見える小さいコミュニティでこそそういった理想を実現していくしかないのではないか。

昔であればある地域共同体でお金が無い人にはお金がある人が支援をして、支援された側が社会的地位を得てから恩を返したり逆に自分が今はお金が無い人の支援をして好循環になる。みたいなことは普通に行われていた。

もちろんこれはお金のことだけでは無い。人手が足りなかったり経験や人脈が不足していたり、そういった足りないものをコミュニティ内でお互い補い合う。

そういった信頼関係からこそ僕たちの心の平安、豊かさというものは生まれるのでは無いか。

定京俊樹


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