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2020-02-26

生存バイアス

朝早く起きるといいことがある。FXを始めればお金持ちになれる。起業をすれば自由になれる。俺の言うことを聞けば幸せになれる。

2010年代はhow toコンテンツ全盛の時代だった。

人々は金を稼ぐため、女の子にモテるため、いい大学にモテるため、様々の「成功法則」を求め続けた。

そして社会に効率厨、真面目厨、損得厨が溢れた。

書店の本棚を見ても、「〇〇な人のための〇〇する法則」、とか「〇〇するための超〇〇術」とか、そんなものばっかりが並び

Twitterを見ても、「〇〇になりたいやつは〇〇しろ」とかそんな文章ばっかり。

だがこういった文言には全て生存バイアスというものがかかっている。

世の中には生き残った人の言葉しか残らない。

20代の時に脱サラ起業するも失敗し、今じゃ妻子に逃げられコンビニのアルバイトで食いつないでる中年の冴えないおじさんにありがたく話を聞きたいと考える人はなかなかいない。

朝早く起きる人はこの世界に何万といるかもしれない。そしてその中の何万人かが「失敗」したかもしれない。でもその中で一人の成功者が「自分が成功したのは朝早く起きたからだ」と言えば、朝早く起きることが成功への近道だ、という成功法則が一つできあがることになる。

そしてそれを信じて実行して成功した(もちろんここでもそれを実行して「失敗」した人も何人もいることだろう)者がこの成功法則は本物だ。とうそぶく。

こういう構造が表には見えてこないからある成功者の成功法則を盲信した結果爆死をする人というのが後を耐えない。

僕たちには生存バイアスに騙され時間を無駄にしている暇はない。

自分がやりたいことを実現するために本当に必要なものとはなんなのか自分で情報を集め、自分の頭で考えよう。

定京俊樹


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