toggle
2020-02-19

大学入試制度改革、めっちゃいいと思う

文科省が大学入試制度改革というものをやっているらしい。具体的には来年度からセンター試験がなくなって大学入学共通テストなるものが実施されるらしい。

まあ実際にはその根幹をなしていた英語試験の民間外部試験との連携、数学・国語などの教科での筆記問題の導入のどちらも受験生たちが駄々をこねたおかげで見送りになっている。

だが、結論から言うとそれを含めてこの大学入試制度改革というのはとってもいいと思う。

まず外から見ていておもしろい。

それに大学入試制度改革。何より響きがいい。バカっぽくて。でもそこがまた日本らしくて。とてもいい。

そもそもこの大学入試制度改革なるものは「グローバル化や第4次産業革命に対応しうる人材を育成するため」、「学力の3要素」①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度、の3つを育成・評価するために行なわれるらしい。

もちろん訳わからん科目区分のもと全国の高校生が一斉に受けさせられるペーパーテストなんかで①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度、を評価できると思っているバカな文科省の官僚どもは自分たちの①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度、を見直したほうがいいのでそんなことは全く期待していない(もし本当に①知識・技能、②思考力・判断力・表現力、③主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度、を身に付けたいという人がいたら今すぐ受験勉強なんてやめよう)。

しかし、大学入試制度改革なるものを文科省が発表してから起こったことは大変滑稽でアイロニーに富んでいた。

大学受験というのはいい大学に入れないと負け組になりこれから一生高学歴エリート達のお靴を舐めながら生活しなければならないと洗脳され尽くした高校生達が必死になって受験必勝マニュアルを探して奔走する盛大なお祭りである。

今回の発表により、今までに作りあげられてきた受験必勝マニュアルは使えなくなり受験生達は不安で泣き出している。

だが本来人生にはマニュアルもなければ過去問もない。そういった中ではじめて受験生達が自分の学力そのものと向き合ったりもしくは大学入試というシステムそのものを疑ってみたりという機会が得られるのかもしれない。

それに何よりもう自分達が一度や二度受験を経験したというだけで数学の勉強にはこの参考書がいい、とかあの大学に入ればこれをやった方がいいとマウントをとってくるOBや年上の親戚とかに悩まされなくて済む。

まあもしそれでもお節介してくる奴がいたら「お前が受けたのセンター試験とかいうやつだろww、平成乙ww」と笑ってあげよう。

「受験生の本質的な能力」を測るために入試制度なんてものを変えたところで受験マニュアルに頼る受験生達の意識を変えないと、受験生達はその「受験生の本質的な能力」を測るためのテストへの受験マニュアル作りという本質的ではない点数をとるためだけの対策に終始する。今回のことはそのことを浮き彫りにした。

よって毎年大学入試制度改革をするのはとってもいいことである。これからもジャンジャンやっていこう。何なら毎年やったほうがいいと思う。

定京俊樹


スポンサーリンク

関連記事

コメントを残す

Amazon kindleにて自身の著書を出版しました!!

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。