フリースタイルダンジョン、UZI氏復活にあっぱれ
偉いぞ。フリースタイルダンジョン。
フリースタイルダンジョンの年末特番で同番組の司会を務めていたUZIが復活した。
UZIは約2年ほど前に麻薬取締法違反の容疑で逮捕されHIPHOP界から大バッシングを受けていた。
特に当時フリースタイルダンジョンのラスボスを務めていたラッパー、般若のUZIに対する攻撃は凄まじく、「責任」という言葉とともにUZIを激しく批判した。
彼らは仲間よりも「地上波のテレビ番組」という権威を守ることを選んだのだ。
正直僕は、そんなんで何がアンダーグラウンドだ。笑わせるわ。と思ったものだ。
昔のラッパーは仲間を大切にした。一度同じビートで交わったものをマイメンと呼び、「命に変えてもお前を守る」というフレーズがふさわしいぐらいに利害を超えた付き合いをしていた。持たざる者達としてアンダーグラウンドで音楽というつながりの中互いが互いをさせあっていた。それが、空前のhiphopブームで浮き足立ち、仲間がただの利害関係者になってしまったのだ。
日本では他先進国と比べても犯罪者の再犯率が異常に高い。それは日本人が仲間意識というものを持たなくなったことに起因する。
日本人は仲間意識からではなく損得から人と付き合うようになった。だからその人と付き合うことに得があれば付き合うが犯罪者と付き合って陰口を叩かれるリスクをとる、モチベーションはどこにもない。
そんな中では犯罪者がいくら罪を償って娑婆に出てきたところで居場所がない。仲間がいないのだ。そしてまた犯罪を犯す。
今回のフリースタイルダンジョンのUZIを復活させるという決断にも多くのバッシング寄せられることは容易に想像できる。
実際にも「子供達に悪影響を及ぼす!」とか言うLilyみたいなバカがたくさん湧いてきた。そんな中どういう判断が働いたのかは推測しかねるがUZI氏をもう一度表舞台に立たせるという決断には一定の評価ができる。
本当の仲間、とはなんなのか今回のことで考えさせられた。
定京俊樹
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