なぜ書籍なのか
なぜ書籍なのか。
先日「野球再生計画」を電子出版した。本を作るのはそんなに簡単ではない。時間はかかるしお金だってかかる。僕も今回の書籍を作るにあたって野球や学校の部活動関連の本などを100冊近く読み漁った。原稿も3回ゼロから書き直してさらに修正を重ねて練り上げた。
なぜそこまでして書籍というものにこだわる必要があったのか。別に伝えたい事があるなら動画で話せばいいしブログで書けばいい。そうすれば無料で多くの人に自分の言葉を届ける事ができるだろう。でもそれでは駄目だった。それでは僕たちの理想の野球を実現することはできない。
もちろんエンターテイメントとして多くの人に消費してもらいたいんだったらそれでもいいのかもしれない。自分の言うことに多くの人に共感してもらって、喜んでもらって、楽しんでもらって、感謝されて。ほとんどの人はそういったことのために情報発信をしているしそれはそれで素晴らしいことなのかもしれない。
しかしそれは僕の仕事ではない。 僕は今までになかったものを作り出す。僕は僕のコンテンツを消費してくれる人たちに新しい世界を見せてあげなければいけない。想像もしてなかったストーリーを作り上げなければいけない。僕のコンテンツに触れる人がハッとするような新しい視点を与えなければならない。そしてそれにはある種強引さが必要である。人々の意識により深いレベルで語りかけなければならない。そんなことは動画ではできない。Twitterやブログなどの短い文章では難しい。
そう言ったことは書籍という形で1時間なり2時間なり読者に時間をいただいて順を追ってゆっくりと論を進めていくことで初めて可能になる。
僕はこの本を届けたい人がいる。今野球というものを愛しそれと向き合いながらも、そこにどこか違和感を感じてしまっている人たち。苦しんでいる人たち。
そしてそれはかつての僕でもあった。今の僕にはその人たちを救う事ができる。希望を与える事ができる。この「野球再生計画」という書籍で。
届いて欲しい。
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