日本の英語教育の問題点④〜英語はネイティブと同じように学ぶ〜
こんにちは。定京俊樹です。
では昨日の続きです。
英語は日本語に訳さずにそのまま英語で学ぶべきという話だったのですがでは、具体的にどのように英語を学べばいいのでしょうか。
答えは簡単で実際英語を自在に操ってる方の学習法を真似ればいいのです。
英語のネイティブスピーカー達ももちろん昔は英語が喋れないところから始まっています。その中で英語の言語環境の中にどっぷり浸りだんだんと喋れるようになったのです。
決して、単語帳を使ったり文法解析をしたりして英語ができるようになったわけではありません。
同じように私達もたとえ理解できなかろうが英語を聞きまくり英語が作ってきた文化にどっぷりつかってしまえばいいのです(色々な事情により海外に行けない方もいらっしゃるでしょうからそういった場合はそれに近い環境を作ればいいのです)。
そして一番やってはいけないのが日本語を使って英語を学ぶということです。
今学校で英語の先生といえば基本的に日本語で授業をされていますしほとんど全ての英語学習の参考書は日本語で書かれています。
これがなぜいけないのかという話をするにはクリティカルエイジという問題が関わってきます。
クリティカルエイジというのは人間のDNAに埋め込まれている情報の一つで遺伝的に決まっているそれぞれの器官や機能が発達する年齢の上限のことを言います。
クリティカルエイジというのは人によってもバラバラなのですが外国語習得のクリティカルエイジは大体8歳〜13歳と言われています。
だからと言って二十歳になってからでも六十歳のおばあちゃんになってからでも英語を習得する方はいるのでそれ以上の年齢になったら外国語が習得できないということではありません。
クリティカルエイジには、克服する方法があるのです。
私達人類というのは極端に変化を嫌う生き物です。生命を維持するにあたって現状を維持することが最重要事項であるとプログラムされているのです(これを生物学の用語でホメオスタシスと言います)。
言語習得に関して言えば一度日本語を学んでしまうとそれを固定化しようとするので脳は他の言語を学ぶことを嫌がります。
それを乗り越えるにはどうすればいいのでしょうか。
それは固定化されてしまった日本語の言語空間とは全く別な情報空間において英語を学べばいいのです。
どういうことかというと、日本語の上に英語という言語空間を作ろうとしてもクリティカルエイジが働いてしまうので英語ネイティブが英語を学んだのと同じように英語をそのまま英語のまま学べばいいのです。
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